スタンプワーク刺繍

ヨーロッパで15世紀頃から見られる立体刺繍の技法は、17世紀に raised work、または embossed work と呼ばれ流行のピークを迎えます。19世紀にはstumpwork(スタンプワーク刺繍) という呼び名に変わり現在に至ります。

デザインの主なモチーフは花や果物、動物や昆虫などであり、他には人物や建物もあります。モチーフの大きさは自由に表現することができます。例えば小さな昆虫が花と同じサイズでもいいのです。そして針と糸で、ビーズ、針金、布、綿などを使いながら様々なステッチを施し立体的に仕上げます。

そのテクニックこそがスタンプワーク刺繍の特徴であり最も魅力的なところであると言えるでしょう。